2月9日の誕生石はコチラ |
梅雨の頃、つやつやとよく茂った葉のわきに、
糸のような細いおしべが美しい5弁の白い花が次々に咲き、
花後に結んだ小さな果実は、晩秋に黒紫色に熟したら食べられます。
2月9日の誕生花は、愛の女神に捧げる花、ギンバイカです。
花の名は、白い花がウメの花に似ているところから
ギンバイカと名づけています。
美しく香りのある清楚な花は、ヨーロッパでは古くから愛されていて、
神聖な愛の象徴とされ、結婚式の飾り花やブーケに利用されているそうです。
花言葉「愛のささやき」は、ここからきています。
ギリシャ神話にもいくつかのお話がありますが、
アダムとイヴが楽園を追放されたとき、神様に許されて
楽園から持ち出した三つのものの一つが、香料の王のギンバイカだったそうです。
花言葉「高貴な美しさ」は、美と愛の女神アフロディーテの神木とされる、
おしべがたくさんついた愛らしい花につけられたのです。
花よりも葉と実に芳香があり、ハーブとして利用するときは、
マートルと呼ばれています。
夏の終わりごろ、純白の梅のような花を枝いっぱいに咲かせます。
たくさんのおしべは金色に輝き、甘い香りを放ちます。
古代エジプトでは、愛と美の女神に、この木が捧げられます。
古代ギリシャでは、美の女神ヴィーナスの神木です。
美しい花と香りは女神をも魅了したことになります。
ハーブとしても利用価値の高い植物で、葉は肉料理の風味づけに、
実はスパイスとして使われます。
フランスでは、バラのブーケにひと枝のマートルを添えたりするそうです.